絵の具遊びってこどもは夢中になりますよね♪
1〜2歳の絵の具遊びのねらい、遊び方をまとめました。
絵の具遊びのねらいは?
指先の感覚を育てる
絵の具は筆を使ってお絵かきをするだけでなく、指で書いたり手形をとったりして遊べます。絵の具の感触も水の配合具合でちがってくるので指先の感覚を養えます。指先の感覚を育てるのは巧緻性(手先を起用にすること)を磨くための大事な前準備です。
色を覚える、色彩感覚を養う

黄色、赤色、青色の三原色と白色があれば大抵の色を作れてしまいます。
黄色と青色が混ざると緑色、赤色と青色が混ざると紫色、黄色と赤色で橙色…と少しずつ混ぜると色調の変化も観察できます。
お水で濃さを調整すると色味も変わってきますね。
色見本を見せて「これは何色?紫色!」とやるより、実体験で楽しく学んだほうが早く覚えます。
色の知識があるとお絵かきがぐんと楽しくなりますね。
スタンプで断面図を学んだり、表面の質感を知る
野菜を切ってスタンプにすると面白い形ができます。オクラは星型になるし、チンゲン菜はお花模様みたい。
また、葉っぱをスタンプにすると葉脈が映し出されてとてもきれい。散歩しながら葉っぱを見るだけでは気づかないことがいっぱい。

他にも手形やスポンジ、紙皿のボコボコした部分なんかも面白いです。
「どんな形になるかな?」と子供は予測し、結果に驚きます。
断面図や質感を学ぶ他にも、推理力や発見する力を養えます。
情緒を育てる、発想力を育てる
自然界にはない見たことがない色や、見たことがない形は子供の目をキラキラさせ、感動させます。感動することは情緒を育てるのに必須です。

クレヨンのお絵かきでは似たような絵ばかりになりませんか?絵の具は毎回違う色を作れますし、筆以外も色んなものが画材になります。自由な発想力を育てるのにぴったりです。
用意するもの
絵の具、筆、パレット(卵のパックでも)、筆洗い(ペットボトルを切って作れます)、新聞紙や広告チラシ。また、スモックがあると気兼ねなく遊べます。
絵の具は三原色(赤、青、黃)と白があればほとんどの色が作れるので8〜12色のシンプルなものを♪
筆は太いのと細いものの2本あれば十分です。
ダイナミックに書きたいときは太いのを、細かいものが書きたいときは細い筆を、と子供が使い分けられます。
パレットや筆洗いも揃えるとなると、絵の具セットを購入するのがいいかもしれません。
でもアレもこれも買うのってまだ小さいうちは置き場所も困りますね。我が家は卵のパックをパレットに、ペットボトルは切って筆洗いにしています。汚れてきたら捨てられるのでありがたいですね。

スモックはあったほうがいいですが、もう外では着ないだろう服を絵の具遊び用にするのもいいかと思います。
絵の具遊びのアイデア
手形や足型で造形
手形でゾウさん、親指を立てキリンさん、孔雀…動物に見立てると面白ですね!
足型をつなげて芋虫なんかも♪
SNSで手形アートや足型アートで検索するとたくさんでてきます。
それらを参考にしてもいいし、何に見えるか子供と話し合って決めるのもいいですね!
お野菜スタンプ
野菜を切ってスタンプにするのも楽しい遊びです。
レンコン、オクラ、チンゲン菜、ピーマン、コーン、ゴーヤ、玉ねぎなんかも面白いですね!
野菜だけでなく、りんごやみかんなどの果物も♪
断面図を学び、物を立体的に捉えられます。
葉っぱや花びらでスタンプ!

季節を感じられる題材です。
意外と細部まで絵の具を塗るので手先が起用になるし、達成感があります。
葉っぱや花びらの質感が色ムラを生み出し、なかなか芸術的に!豊かな感性が育ちます♪
飲まないでね!絵の具ジュース
子供ってそもそも水遊び大好きですよね。
そこに色がついたらもう…たまらないみたいです。
お風呂場で、ペットボトルに水を入れ絵の具を少したらします。あっという間に色水の完成!

ジュース屋さんごっこもよし、色水を混ぜまくって何色になるか研究してもよし、とにかく楽しいです。
逆スタンプ
折り紙などを丸や三角、人形、星型など好きな形に切って型を作ります。
紙の上に置いて、その上から絵の具で塗っていきます。
最後に型を取り除くと、逆スタンプの完成!
四角と三角を組み合わせておうちにしたり、
三角と三角を合わせて四角を作ったり、
図形認識もできますし、「塗る」という動作も身に付きます。
大きくなったら自分ではさみで切ってもいいですね。
とにかく自由にしてみる
太い筆細い筆、指先で書いたり伸ばしたり、題材を決めずとにかく自由にする!
自由!とは言っても子供の頭の中は高速回転してます。触感、視覚をフルに使ってます。
また、1〜2歳のお絵かきは擦画期と呼ばれるぐちゃぐちゃ書きが特徴です。絵の具というおもしろい材料体験をすることで、こどもの「書きたい!」気持ちが育ちます。
色が混ざりすぎると汚く感じたり、指でなすりつけていると大人は止めさせたくなるかもしれません。
しかし子供は汚してるのではなく実験しています。発達上、大事なことです。
なるべく大きい紙を用意して自由に書かせてあげたいですね。
大きい紙を用意して楽しもう!
お絵かき帳を何枚かテープで止めてつなげる方法もありますが、ロール紙だと楽。障子用の紙なんかも楽しいですよ!
↑これは10mあるのでたっぷり楽しめます。
芸術の秋。家族で絵の具遊びしてみてくださいね。
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