
読み聞かせっていつからするもの?

早い人は妊娠中からしているよ!
いわゆる胎教として、胎児に聴力が出てくる妊娠6~7か月ごろから絵本を読み聞かせる人もいます。
妊娠9か月ごろには聴覚はほとんど完成していて、お母さんの声はよく聴こえているようです。
よくお腹に話しかけたりはすると思いますが、何を話しかけたらいいか分からないママは絵本を読み聞かせてもいいかもしれませんね。
個人的には、お腹に向かって絵本を読むのはちょっとなんかテレてしまうので(*´σー`)
新生児期からの読み聞かせをしていました。
読み聞かせのメリットは?どんな効果があるの?
人の声はとっても落ち着く
赤ちゃんにとって、人間の声というのはとても落ち着き、精神的に安定するそうです。
特に一人目育児の場合、私も経験があるのですが…、反応のない赤ちゃんに声をかけるのって、なんかテレるというか、うまく声をかけられなかったりしませんか?
出産して入院中、上の子がいるお母さんは「よちよち、おっぱいね~おなかすいたね~」「おふろきもちいいね~」と自然と声をかけられるのに対し、私はなんて声をかけたら良いか分からず気付いたら無言だったり…
産まれてとても嬉しいのに、なーんかギクシャクした関係でした(-_-;)
赤ちゃんは知らないことがいっぱい。まだ言葉が分からなくても、人の声を聞かせるというのはとても大事なことです。
「聞く力」「集中力」を養う
読み聞かせてもらって、「聞く力」をつけた子供は人の話も聞けます。人の話をじっと聞けるというのは、集中力も養われているということです。
また、「聞ける」子は読む力も自然とつきますし、表現するチカラもつきます。

いい事づくめですね!
絵本はコミュニケーションツール
一つのもの(絵本)を赤ちゃんとママやパパ、保育者で共有することは、一方的ではない素晴らしいコミュニケーションです。
私のように口下手なママには、自然と声掛けできる絵本の読み聞かせはとてもオススメです!
脳を活発にする
読み聞かせ中の子供の脳は「大脳辺縁系」が活発になり、読み聞かせてる側の大人の脳は「全頭前野」が活発になるという研究があります。
「大脳辺縁系」は喜怒哀楽や情緒を司るところです。

感情の脳とも言われてるよ!
「前頭前野」は思考や想像力を司り、感情のコントロールを行うところです。人をヒトたらしめる、脳の最高機関でもあります。
前頭前野は大脳皮質で形成された様々な感情をコントロールしてる感じですね。
なので、小さい頃からの読み聞かせはまさに脳を育てている、と言えます。
格差を埋める効果的な手段
これはヘレンピアソンのTED動画です。
ピアソンはイギリスの「人間の発達に関する研究」で分かったことを解説しています。
この調査では、ある複数の年に産まれた赤ん坊を追跡調査しています。
「貧困家庭に産まれた子は学業、就職などあらゆら面で苦労する」というまあ当たり前なことが分かった一方、
「貧困家庭で産まれたが、最終的に成功している者」の共通点について触れています。
それは
- 親が子供と話す
- 親が子供の話を聞く
- 温かい返事をする
- 旅行に連れて行く
- 文字や数を教える
- 読み聞かせをする
です。とくに出生後数年間の親の関わりが大切で、読み聞かせは特に重要、と結論付けています。
また、世の中には子供が東大だとか、海外名門大に合格したとかで、いわゆる子育てに成功した人の本が多数出回っています。
その中でも共通して書かれているのが、0歳から多くの読み聞かせを行った、というもの。
読み聞かせをして損をすることはまずありません!
公文は10000回の読み聞かせを推奨しています!
公文の幼児教育のあいことばみたいなものに、「うた200,読み聞かせ1万で賢い子」というのがあります。
歌が200曲歌えるくらい、読み聞かせは10000回してあげるくらいコミュニケーションをとることが賢い子を作る、と公文は考えています。
10000回って大変そうですが、1日10回読めば3歳ごろに達成できます。10冊ではないところがポイントです。1冊の絵本を10回読んでもOKなのです。
子供はリピートが好きなので、10回って割とすぐです\(^o^)/我が家は20回〜多いときで50回くらい読んでることもあります。
10000冊読み聞かせた効果はこちら↓
読み聞かせのデメリットはずばり
メリットはたくさんありますが、読み聞かせにデメリットはあるのでしょうか。
ほぼありません

あえて言うなら、読むママやパパの声が枯れます…。繰り返しが嫌になります…。ずっとお膝に乗せて屈んで読むと腰が痛みます…。
読む側は辛い面もありますが、子供側にデメリットはありません。
じゃあ、いつから読み聞かせるの?
新生児期から読み聞かせをしていて、絵本に対する反応が変わったなあと思った時期があります。
追視が始まる生後1〜2か月ごろ
絵本を目で追っかけはじめます。絵本を左右に振ると見ようとして首の運動にもなるので、首据わりの練習にも役立ってました。
手を伸ばしはじめる生後3ヶ月
絵本に手を伸ばすようになります。笑いはじめるのもこの頃で、Sassyの赤ちゃん絵本を見て笑ってました。
聞こうとしはじめる生後6ヶ月
聞く力がついてきたな、と思ったのが生後6ヶ月ごろです。この頃には短い絵本を10〜15冊くらい続けて読めるくらい、集中して聞き入るようになっていました。
お膝に座ってられるようになったのも大きいと思います。
遅くとも生後6ヶ月には読み聞かせをスタートする
なぜかというと、生後6ヶ月以降になると絵本を読んでもらうより、絵本を破りたかったりかじりたかったりと、けっこうめちゃめちゃになるからです。
そういう時期があるのはごく自然なことなのですが、絵本を破るからと読み聞かせスタートを後ろ倒しにすると、「絵本を読み聞かせても全然聞いてくれない」と嘆くママたちが多いです。

もちろん、もともと絵本が好きじゃない性格の子もいますよ!
絵本を読んでもらう楽しさは、できれば生後6ヶ月までには教えてあげたいところです。
個人的には、追視が始まる生後1〜2ヶ月でスタートさせるのがいいなと思います。
新生児から読み聞かせできる!0歳前半おすすめ絵本
まだまだ視力が安定しない赤ちゃんは、顔のあるもの、コントラストのはっきりした絵本がいいです!
生後3ヶ月までの赤ちゃんの視力は0.01〜0.02。お世話する距離のママの顔がぼーんやり見えるか見えないか、というところ。しかも、白、黒、赤しか識別できません。なんらかの理由で青色の認識は遅れるようです。
それを踏まえて、おすすめ絵本を紹介します。
Sassyのあかちゃん絵本シリーズ
あかちゃんは顔に反応する、ということを元に医師が監修した絵本です。
ボードブックタイプでかじられても安心!これは1歳半すぎても「読んで」と持ってくるほど我が子お気に入りです。
娘が産まれたときは、Sassyシリーズはがおー!くらいしかなかったですが、お魚バージョンなど他にも色々出ています。Sassyのあかちゃん絵本シリーズは1冊は持っておきたいです!
しましまぐるぐる
こちらも原色系のはっきりした絵本で、ボードブックタイプになります。しましま、とぐるぐる、が交互に出てきてなんとなく惹き込まれます笑
ぐるぐるのところで絵本を回すと赤ちゃんは喜びますよ!
あかあかくろくろ
低月齢の子が認識しやすい赤や黒で書かれていますので、赤ちゃんは見やすいです!しましまぐるぐると並んで人気の絵本。
こちらもボードブックタイプなので、絵本をかじったり破る時期(必ずきます!)でも大丈夫です。
定番名作!じゃあじゃあびりびり
赤ちゃん絵本と言えばコレ、かもしれません。
小さめのボードブックなので持ち運びにも便利です。日常で出てくる蛇口や踏切、掃除機などがはっきり書かれているので、絵本のワードで話しかけたりしてました。
例えば「そうじき、ぶいーんぶいーん、だねえ」「お水、じゃあじゃあ、だねえ」など。
絵本の中で見たものと現実のものを結びつけるってとても大事!こういった日常でよく使う物を題材にしてる絵本は持っておきたいところです。

まとめ
いかがでしたか?
読み聞かせの効果ってすごいですよね。
うちは2歳前に10000回到達したほど、親子ともども絵本が大好きです!読み聞かせについてはまた色々記事を書いていきます。
皆さんも、ぜひたくさん読み聞かせてあげてください。
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