
「新生児は授乳かオムツだけで、あとは寝てるから楽だよ」と聞いたことありませんか?
そんなことないですから…
寝ないですから…(もちろん寝る子もいます)
寝不足ママへ、困ったときの寝かしつけの方法をまとめます。
赤ちゃんを寝かす!寝かしつけの方法
おくるみでぐるぐる巻き
やっと寝たと思っても、布団に置くと目覚めてしまうことありませんか?
また寝たと思っても突然体が「ビクっ」となって泣いたり。(モロー反射といって、原始的な反射です。)
赤ちゃんはまだまだ、子宮内の縮こまった体勢のほうが安心なので、抱っこの状態から広いところに置かれると不安で泣いてしまったり、モロー反射が起こったときも手や足に何も当たらないのは不安なのです。

そこで活躍するのが「おくるみ」です!!
おくるみでぐるぐる巻くと、一見苦しそうですがスーッと寝てくれて、起きない!
出産祝いなどで、おくるみをもらう機会も多いと思います。
エイデンアンドアネイのおくるみは肌触りもよく、伸びもいいしお洗濯にも強いので持ってる方も多いですね。手作りされてる方も多いのでは。(私も二枚ほど作りました)
しかし一般的なおくるみは90センチ×90センチの正四角形型。
これで赤ちゃんを巻くと、巻き終わりからはだけてしまいます。そして巻きなおすのも大変。
おすすめはスワドルミーやスワドルアップなどの巻く必要のないおくるみ
- スワドルミー
商品画像から分かるでしょうか?巻く部分がマジックテープになっているので、スワドルミーを広げて赤ちゃんを置き、ペタペタっと止めるだけです。
最初見たとき、私は衝撃を受けました…なんかぐるぐる巻きで身動きとれなくてかわいそうじゃない!?
でもそれは大人の思い込みというか、先入観というか。
赤ちゃんにとっては、お腹にいたときと同じ窮屈さが心地良くて、本当によく寝ます。
私は一人目のときこれを知らなくて、何度もおくるみで巻きなおして寝かしてましたが、二人目からは断然コレです。出産準備に必須じゃないかとさえ思います。
- スワドルアップ

スワドルアップはオーストラリアの商品ですが、オーストラリアで一番人気のおくるみです。
スワドルミーがマジックテープなのに対し、これはチャックなので洗濯に強いです。見た目もとってもかわいいです。
Cカーブ抱っこでぐっすり寝かす!
Cカーブを意識した抱っこをすると、赤ちゃんは落ち着いて寝る確率が高くなります。

Cカーブってなに?
Cカーブとは、赤ちゃんの背中がCを描くように丸まった状態を言います。おくるみのぐるぐる巻きでも解説しましたが、赤ちゃんはお腹にいたときの姿勢が心地よいので、Cカーブを作ってあげるととても落ち着きます。
意識せずふつうに抱っこすると意外と背中がまっすぐな状態になっていたりします。
お腹のあたりで抱っこすると、背中がまっすぐになりやすいので、やや上、胸のあたりで密着するように抱きます。赤ちゃんの膝がしっかり屈曲するように抱っこします。
縦抱きでも、横抱きでもポイントは一緒です。

体育座りのようなイメージだね!
寝たあと、着地させるときも、バスタオルをぐるぐる丸めてドーナツ状にした上に寝かせたり、授乳クッションの上に寝かせたりして、Cカーブを維持すると着地で起きる確率が低くなります。
抱っこゆらゆらに膝カックンをプラスして寝かす!
眠りに落ちるまで、抱っこして歩き回ったりユラユラ揺れたりしていませんか?
私は寝かしつけには苦労したので、抱っこしていないときでも体がユラユラしてしまうほど(笑)、抱っこユラユラしてました。
このユラユラに一工夫するだけで寝やすくなるコツがあります。
膝カックンです!

どういうこと?
横揺れに、たまに縦揺れを混ぜる、という手法です。20~30センチ下に落ちるような感じで縦揺れを加えると、ずっとユラユラしているより遥かに寝ます。5回ユラユラに1回膝カックンしたり、ときには膝カックン10回で眠ったり。もうそろそろ寝そうなのになかなか寝ない、というときによく寝ました。
実際に保育士さんも使っている手法ですが、あまり知られていないですよね。
是非お試しあれ。
赤ちゃんが眠くなる!BGMをかけよう
youtubeで「寝かしつけ」で検索するとたくさん動画が出てくるので、これをBGMにするのもいいですよ!ママも眠くなるのが難点ですが(-_-;)
ネムリラで勝手に寝てもらう作戦!
第一子のときに知らなかったのが悔やまれる、自動でスウィングしてくれるネムリラ。
コンビが出しているので、安心感がありますね。
「夜は作れる」というコンセプトで、眠るときの理想的な暗さを実現し、さらに寝心地のよいシート、電動で揺れを保ってくれる…
ママによる寝かしつけは平均40分なのに対し、ネムリラは平均5分36秒。
是非使ってみたいですよね…
ただし、購入すると7万以上と高額です。また、ネムリラが合わない子もいるので、まずはレンタルしてみるのがおすすめです。
トントンの正しいリズム、知っていますか?
抱っこして、ユラユラしてトントン、
または寝かした状態でトントン。
みんな一度はやるトントンですが、赤ちゃんが寝てくれる正しいリズムを知っていますか?

ゆっくりトントンしたら寝るんじゃない?
違うのです。赤ちゃんの寝ているときの心拍数は120~140回/分で、これが最もリラックスしている状態なのです。この心拍数に合わせてトントンすることで赤ちゃんはとても落ち着き、眠りやすくなります。
つまり、1秒に2回トントン。
けっこう早いです!
「トントントントンヒノノニトン…」とあの有名なCM曲に合わせるとちょうど120回/分となります。「タケモトピアノ」も赤ちゃんが寝るリズムで有名です。
大人の心拍数は70回/分くらいなので、だいぶ早く感じるかもしれませんが、赤ちゃんにとってはとても心地よいのです。
赤ちゃんが眠くなるタイミング、知っていますか?
寝かしつけているのに、なかなか寝てくれない。
眠いはずなのに寝てくれない。
あるあるです…
そんなときは、寝かしつけるタイミングを間違ってしまっているかもしれません。
赤ちゃんは起きてから1時間半~2時間くらいで眠気のピークがきます。これは子供によって違いますが、うちの子達は大体起きてから1時間半が眠気のピークでした。
例えば、朝7時に起きたら、次は8時半~9時ごろに朝寝をします。
うっかり、眠気のピークを見逃してしまうと「疲れすぎて眠れない状態」に陥ります。
大人でも、疲れすぎて眠れないことありませんか?
これが厄介で、赤ちゃんが「疲れすぎて眠れない」状態になると、ひとしきり泣かないと寝てくれない上に、寝ても30分程度で起きてしまいます。なかなか寝てくれないと、ママも「眠いんじゃないんだ、オムツかな?遊びたいのかな?暑いor寒いのかな?」と寝かしつけと別のことをしてしまって、悪循環になるのです。

眠いなら寝ればいいじゃないか!
ええ、何度もそう思います。赤ちゃんは眠ることさえ教えてあげないといけないのです。
対策としては、疲れすぎて眠れない場合は赤ちゃんは興奮状態にあるので、リラックスタイムをたくさんとってあげます。お部屋を暗くして抱っこユラユラでも、お歌でも、トントンでも、ゆっくり話しかけるなどでもよく、とりあえず興奮状態をとってあげます。何をしても泣くかもしれません。ええ、長期戦です…
次は早めに寝かしつけましょう。
ねんねトレーニングをしてみる
実は上の「赤ちゃんが眠くなるタイミング」の話は、ネントレ系の本に書いてあることです。
ネントレとは、「ねんねトレーニング」の略で、赤ちゃんの寝かしつけの究極本のようなものです。トレーニングという響きから、「赤ちゃんにトレーニングなんて」「軍隊みたい」と批判もありますが、大人の都合のいいように寝かせる事を目的としているわけではありません。
赤ちゃんが本来持っている生活リズムに、大人が付き合う、というイメージです。
やり方は本を読むのが一番ですが、忙しい方向け(育児中って本読む暇もないですよね…)に簡単にご紹介します。
- 授乳での寝かしつけはしない。(満腹になる前に寝てしまう、すぐ起きてしまう、夜間頻繁に起きる)授乳しながら寝てしまいそうなときは、完全に寝る前にベッドに移動して眠るのはベッド、と習慣付ける
- 寝かせるときは真っ暗な部屋で、昼寝のときも遮光カーテンをする。起こすときは部屋をキチンと明るくする(暗いと寝る、明るいときは起きる、と原始的な人間の本能を利用する)
- 起床時間、就寝時間を決める(例:7時起床19時就寝)
- 起きてから1時間半~2時間で寝かす。昼寝のトータルを3~4時間にする
スケジュールの例
7時 起床、授乳、オムツ替え、着替えなど
8時半 朝寝(1時間くらい)
9時半 起床、授乳、オムツ替え
11時半 昼寝(1時間から2時間くらい)
13時 起床、授乳
15時 夕寝(1時間くらい)
16時 起床、授乳
18時半 授乳、就寝
21時 半分寝たまま授乳
深夜は1~2回授乳
我が家の一番上の子の0歳前半のときのスケジュールがこんな感じでした。ネントレ本にはいろいろ書いてありますが、とにかく授乳で寝かさないこと、起床就寝時間を決めること、起きてから1時間半~2時間で寝かしつけること、この三つを守っていたら比較的よく寝るようになりました。
ちなみに成長するにつれて、夕寝がなくなったり、朝寝がなくなったりしていきます。
あとはまあ、臨機応変に…
興味ある方は一度ネントレ本に目を通すことをおすすめします。
・ジーナ式 これ一冊あれば寝かしつけの疑問は大体解決します。ただ、こんなうまくいかないよ!とは思います(-_-;)でも一番参考になりました。
一番最初に読んだ寝かしつけ本です。ジーナほど厳しくなく、この本だけでも寝かしつけは楽になりました。これを読んで十分な人もいると思います。入門用という感じ。
百科事典のような大きさ、厚さなので、育児の合間にパッと読めるわけじゃないのですが、これも寝かしつけにはかなり役立つ本です。ジーナよりこちらのほうがスケジュールをアレンジしやすいと思います。寝かしつけ以外にもトイレトレーニングのことなど子育てに役立つ知識満載なので一冊あると便利です。
まとめ
いかがでしたか?
寝かしつけ、苦労する子は本当に苦労しますよね…
1日でも早く赤ちゃんとママが安眠できますように!
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